この頁では住まい造りにおいて、毎日の暮らしの中で、何回も手に触れ操作する、扉に付く把手金物のレベーハンドル等をご紹介します。
ここでご注意すべき点として、ハウスメーカー様やホームビルダー様、または大手リフォーム会社様で、住まい造りを計画される方々には、各メーカーや業者様で扉と金物がセットで指定された標準仕様になる場合があり、その場合、扉の把手金物を自由に選択する余地がなく、この頁に記載される内容は該当しない事になります。
《 目 次 》
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扉把手金具の基本的知識
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把手の変遷とデザイン種のご紹介
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扉把手金具の主要メーカーご紹介
1.扉把手金具の基本的知識
ここでは、簡単に扉の把手金具の構造を図面を使いご紹介しますが、あくまで把手を選ぶ際の予備知識としてのご紹介です。
一般的な扉の開閉操作で、皆さんはハンドルとサムターンを手に触れ操作しています。扉が開閉する為にはその操作の時に扉枠に隠れているラッチボルトが出入りしストライクと噛み合って初めて扉が締り、レバーを回すとラッチボルトが凹み扉が開きます。
扉の開閉時の操作は、レバーハンドルを回して開け、回して締めるのが基本的な人の動作ですが、ラッチボルトの出入りがスムーズな金具が多くなり、扉を締める時に殆どの方々は、マナー違反といわれる「後ろ手で締める方が増えています」
良い金具は、見た目のデザイン性も大切ですが、扉の開閉時の把手のフィット感(触り心地)となんとも言い難い「カチャ」と開閉音がします。
皆さんが把手を選ばれる時は、デザイン性も考慮しながら、必ず手で触れ操作し、手にフィットする心地よさがあるか否かを確認し選ばれることをお薦めします。
2.把手の変遷とデザイン種のご紹介
1)把手の変遷
扉が開き戸の形態は歴史が浅く、本来の日本家屋は引き戸が普通でした。
開き戸も当初は、把手が下の写真のような「握り玉」と呼ばれる丸型の把手でしたが、『握り+回す』の操作性が、特に高齢者には難しく、またハウスメーカー様が差別化を図ろうとレベーハンドルを主流とした各社の扉仕様を開発された経緯があります。
レベーハンドルの利点は、手に物を持っていても肘や腕などで簡単に開閉出来る事と高齢者にも操作がし易い点が挙げられますが、ディメリットとしては、廊下側に扉の把手がある場合、歩く際に袖口がレベーハンドルに引っ掛かり腕を取られる場合がありますので、注意が必要です。
2)デザイン種のご紹介(メーカー名は伏せてご紹介致します)
金属製ハンドルの表面のメッキ仕上げサンプルです。メーカー様により色は異なります。
様々な形状のレバーハンドル。金具の表面が鏡面仕様とサテン仕様とで見え方が異なります。
●左は断面が円形状のハンドル ●右は断面が楕円形状のハンドル
皆さんには、どちらの形状が操作性が良く手にフィットするでしょうか?
●手に触れるハンドルが革張 ●レバーハンドル先端まで革張り仕様
【ご注意!】レバーハンドル取替は、サイズが合えば可能ですが、耐久性も考慮しましょう。
●同じようなデザインでも、色でイメージが異なる事例
●流行りのカフェ風インテリアにも似合うハンドルでは?
●鏡面の輝きがキレイです。指輪などで傷がつく場合もあり操作には注意が必要です。
●個性的なデザインで、暮らしを楽しむのも選択肢の一つですね。サテン調の仕上げが魅力的です。
3.扉把手金具の主要メーカーご紹介
1)堀商店:創業1890年。SR(東京)
2)MODRIC:製品発表1965年。イギリス
3)スガツネ工業:創業1930年。SR(東京、大阪、名古屋、京都、福岡、)
4)美和ロック株式会社:創業1945年。SR(東京)
5)UNION:創業1958年。SR(東京、大阪、名古屋)
6)㈱ベスト:1932年創業。SR(東京、大阪、
7)KAWAJUN:SR(東京)。創業不明。オンラインショップ有り。
8)ジョー・プリンス竹下株式会社:創業1950年。SR(大阪、東京、名古屋、福岡)
9)川口技研:創業1946年。
10)GOAL:創業1914年。
11)株式会社コジマ:家具用金物
12)ATOM:創業1954年。SR(大阪)
13)WEST:創業1933年。SR(大阪、東京)。鍵、レバーハンドル
14)COLOMBO DESIGN|コンフォート株式会社:創業1996年。
SR(東京)金具の販売会社で個性的なデザイン商品多数。
15)モノタロウ:金物総合通販サイト(直接購入が可能です)
【ご注意!】
①各メーカー様は、得意分野があり、どのメーカー様も同じ品揃えではありません。
②総合メーカー様は、商品点数が多く、目次等で『把手』、『レベーハンドル』などから探すとお目当ての商品にたどり着きます。
③ここに掲載の金具類は、ほんの一部の商品です。どの把手金具を選ばれるかも、住まい造りにおける物との『めぐりあい』です。嬉しい出会いが有りますよう期待しています。
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※一歩ずつ、少しずつ、確実に、貴方の住まい造り計画が前に進み、理想に近づく事を願っています。