このブログは、藤野貞雄『MY HOME-STYLE住まい設計工房』東京が提供しております。
『MY HOME-STYLE住まい設計工房』の初回ブログ投稿は、以前から活動している、amebaブログでの人気記事『5人家族で3LDK?に楽しく暮らす!』です。
マンション販売のパンフレットで
必ずと言って良い程、よく見かける
3部屋+コンパクトLDKと水廻りの間取り。
殆どのマンションの基本的な間取ですね!
でも、我が家は5人家族!!・・・?
一部屋足りない既成の
3LDKでどのように住まえるか?
きっと多くの方々が思い悩まれますね!
「戸建で検討するしか方法がないかな!?」
いえいえ、その結論はこのブログ記事を
お読みになる後で、まだ遅くはありません。
安心して下さい。
そのお悩み・お困り事をMY HOME-STYLEの
藤野が解決のお手伝いを致します。
このブログ記事を読み終えたら、
貴方のマンションリフォーム計画
戸建住まい造り計画が
確実に前進する事を確約させて頂きます。
読者の皆様は、今回から数回継続して投稿するマンションリフォーム具体的提案事例から、リフォーム計画時の注意点や基本的な考え方を学ばれる事でしょう。
①Vol.2|5人家族で3LDK?に楽しく暮らす!間取作成思考方法|住まい設計講座
❏戸建住宅計画で、5人家族で住まわれる方は、下記を参照下さい。
②間取り|間口5.5m戸建5人家族を大きな子供室で対応する2つの方法|住まい設計講座
ケース①:お子様が3人で異性の場合(但し、お部屋の広さによります)
■ご提案①■
どちらか広い方の部屋に、市販(一般に販売)の二段ベッドと机・本棚・ワードロープなどを配置し、リフォームせずに市販家具を駆使し、既存のまま使用する。
■ご提案②■
リフォーム工事の場合、同性二人の部屋に市販か造作(手造り)二段ベッドを配置。可能な範囲で机・本棚・ワードロープも造作して造付けとし、残りの部屋をコンパクトにリフォームし一人で使用する。▼以下の既存間取に対し前述のご提案②の設計指針に従い5人家族の間取をご提案致します。
◆既存間取りの考察◆
先ずは、リフォーム対象となる既存マンションの間取りを確認します。
①ベッドを南北(上図面上で左右)の向きに配置するしかない、東西(図面上の上下)の狭い間口2m程の洋室で机や本棚の配置に困る間取りです。
②浴室は人気のサイズの奥行1.4mで間口1.8mの1418サイズとなっており、お風呂好きの方には少し『ゆとり』のうれしい間取りです。
③相対して、洗面所は小さな化粧台と洗濯機のみを配置した間取りで、入浴後は少しでも早く逃げ出したい程の非常に狭い空間となっています!?。
④北側洋室5.6帖は、ウォークインクローゼットとなっていますが、大変使い辛い計画で、中で着替える事は出来ない間取りです。むしろ普通のクローゼットの方が使い勝手は良いでしょう。
⑤南側洋室5.5帖は、恐らく主寝室を想定しての間取りでしょうが、奥行80㎝クローゼットがあり、中途半端な奥行で、ある面無駄な空間です。大きめのベッドの長さ2.1mを配置すると、LDK側の通路は35㎝程になりカニさん歩きとなります。
⑥LDKキッチンの間口は、残念ながら2.1mしかなく狭すぎるレベルです。 (マンション販売会社の「間取りはこの程度で良い」との悪印象が見えてきます)
⑦ダイニングやリビングの家具配置は、面積が狭すぎる為に難しく、ダイニングセットをリビング兼用とした配置とならざるを得ません。
⑧ベランダ側の窓が腰窓となっているので、毎日洗濯物を干す時は、洋室側に回りベランダに出入りする事になります。LDKの腰窓で若干の落ち着いた雰囲気とは逆に、洗濯物干し等のベランダの使い勝手は大変悪い間取りと言えます。
⑨各部屋の様々な酷評は、すべて間口が5.6m(6m未満)である事に起因しますが、できれば購入は避けた方が賢明な間取りと言えます。それでは、既存マンションの間取り評価を前提に、リフォームした場合としてご提案間取り図をご紹介致します。
◆ご提案間取設計趣旨◆テーマ「水廻り共有部のゆとりと家族のコミュニケーション」
①図面記載の×の個所がパイプスペース(以降PSと記す。お風呂やトイレなどの共有の排水管が上下階につながっている場所でその場所は移動できません。
②今回は、5人家族で住まうとの仮定から、居室の配置を西側(図面下側)に移動する為に、水廻りを北東側にまとめ少しゆとりを持って計画しました。
③浴室の排水管は子供室側のPSを利用するので、やむを得ず排水間の引き回しをする為に必要な部屋等の床を15㎝程嵩上し設計しました。収納庫が少ない為に、床を嵩上げした分、洗面室床下には廊下側から使用可能な引出式の靴入のスペースを確保しています。
④浴室は、RC躯体(鉄筋コンクリート造の事)壁の影響から、サイズ1218(奥行120㎝✕間口180㎝)で既存より奥行が少し狭くなりますが、間口は同じ余裕の1.8mサイズ(洗い場の幅が約100㎝)です。
⑤洗面室は、脱衣と洗面の同時使用が可能なように、奥側にリネン庫(下着やタオル類の収納庫)を確保。カーテンか縦型ブラインドで仕切ります。朝などの混雑時には二人でも使用できるゆとりの設計です。
⑥トイレは人が交錯する場所にある為に、扉を内開き(非常開錠可能)とし、奥には飾り棚と収納庫を設置。スリムなカウンター式手洗器は設置可能ですので一クラス上のレストルームに変貌します。
⑦子供室は、将来の転売やリフォームを考慮し、間仕切壁はロフト式ベッドのある部屋のみに簡易間仕切とし上部には通風用の開口部を設け、部屋の扉から夏でも風が通る工夫をします。
⑧北側寄りの子供部屋は、市販(一般の家具店とうで購入可能な事)のベッド購入で対応可能なように間口最大2.1mが配置可能です。同性兄弟(姉妹・兄弟)のコミュニケーションが図れる間取りです。ベッド下に収納庫があるタイプがお薦めです。
⑨南面の主寝室は、クローゼット奥行を60㎝程とし、少し居室が広がった分、ベッドとドレッサーが配置可能となります。既存同様にクローゼットのLDK側からの収納庫で使う事も可能です。既存の3枚引戸から下記図のように、普段は常時開放可能で鍵もつけられる引込戸(両袖壁側に戸が引き込まれる戸)とし、洗濯物干しの時も、扉を開放状態でき使い易くしました。
残念ながら、LDK側のカニさん歩きは物理的要因(間口制約)から改善できませんでした。
※今回の提案で実施できなかった事(反省点など)
キッチン間口は既存のままですが、LDKにダイニングセット家具のみ配置する事を前提に、キッチンの位置を少し南側のベランダ寄りに移動し、L型のキッチンとした方がキッチンの使い勝手は良くなります。
※今回のご提案での学び
これから先に、床面積65㎡でベランダ側間口が6メートル未満の同様な間取りの中古マンションを購入する予定の方は、購入を差し控えたほうが賢明と言えます。
これから、超高齢社会を迎える日本に向けて、元気な高齢者とご同居の方々の為に、①片親様と4人家族(ご夫婦+子供2人)のご同居の5人家族や②ご両親様と4人家族のご同居の6人家族様へのご提案も投稿しますので、楽しみにお待ち下さい。
それでは、次回の投稿でまた、お逢いしましょう!
※マンションリフォーム、一戸建て新築・リフォームのご相談メニューはこちら
※5人家族で、マンションリフォームや戸建計画を予定される方々は、以下の2つのブログもご一読されると参考になります。
①Vol.2|5人家族で3LDK?に楽しく暮らす!間取作成思考方法|住まい設計講座
❏戸建住宅計画で、5人家族で住まわれる方は、下記を参照下さい。
②間取り|間口5.5m戸建5人家族を大きな子供室で対応する2つの方法|住まい設計講座
・本サイト:藤野貞雄『MY HOME-STYLE 住まい設計工房』東京:のトップページ(ホーム)はこちら
・本サイト運営側詳細は、コンテンツのAbout Us(全8コンテンツ):こちら
・マイホーム計画を始めたい方は、コンテンツの住まい造りの事前準備(全8コンテンツ):こちら
・間取の基本や設備機器など学びたい方はコンテンツの住まいの構成要素(全11コンテンツ):こちら
※本ブログが、お気にいっていただけましたら、お手数ですが、本頁最後の箇所の四角い『★いいね』ボタンのクリックをお願い致します。
※一歩ずつ、少しずつ、確実に、貴方の住まい造り計画が前に進み、理想に近づく事を願っています。
- 投稿タグ
- 5人家族, マンションリフォーム, 住まい設計工房, 住まい設計講座, 注文住宅